文芸部


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 文芸部は文化祭への出品も含めて、文芸誌(部誌)を発行するため、日々創作活動を行っています。
 さらに、各種公募雑誌への応募や、文芸コンクールへの出品にも、積極的に取り組んでいます。これまでに、「文芸埼玉」「文芸所沢」に部員の小説が掲載されたり、「りんり俳句大賞」に入賞したりしています。
 また、文芸春秋社主催の「高校生直木賞」選考メンバーになっています。
 

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2018/05/10

2018年高校生直木賞は綾瀬まる『くちなし』に決定!

| by 文芸部

所沢高校文芸部は、5月6日に文藝春秋社で行われた≪第5回高校生直木賞≫の本選会に参加しました。

 (最前列左から3人目)
 高校生直木賞とは、高校生の視点で直木賞を選ぼうというもので、全国25校の代表が熱い議論を繰り広げました。これはフランスで1988
年から行われている「高校生のゴンクール賞」に範をとっています。

 最終選考に残った5作品の中から、なんと、第158回『銀河鉄道の父』と、第157回『月の満ち欠け』の本家直木賞受賞作2作品が、まずはじめに脱落。全く異なる性格の3作品が残りました。それぞれの作品に対する高校生たちのコメントを紹介しましょう。

○宮内悠介『あとは野となれ大和撫子』

 紛争という題材を軽快な語り口で読ませる。努力・友情・勝利というジャンプのような作品。本筋の間に挟み込まれる「ママチャリ日記」は評価が分かれる。

○澤田瞳子『火定』

 一文一文が重く、その重さが命の重さだと思う。あまりにも生々しくグロテスクで読むのが辛い。宗教についても考えさせられる。これこそ高校生が読むべき作品。

◎綾瀬まる『くちなし』

 グロテスクなのに美しく、狂気のようで真っ当で、その世界に引き込まれる。(短編集なのだが)イマイチという作品が無く、全てが素晴らしい。この不思議な世界は読み手を選ぶ。とにかく好き。

 投票の結果、『くちなし』と『火定』が同数で、さらに決選投票。最後に『くちなし』が選ばれました。

 『くちなし』は、高校生が読めば、「まだこの作品を受け止めるほど私は成熟していない」と感じるのではないかと思います。だから、10年後にまた読み直すことになる。そして、そのときにもまた、「まだ受け止めきれていない」と感じるかもしれない。

 長い人生の中で折に触れて読み直す作品に、高校時代に出会えるのは、とても幸せなことです。

 なお、選考会の様子は、「オール読物」6月号に速報が、7月号に詳細が、それぞれ掲載されます。

 また、高校生直木賞のHPは http://koukouseinaoki.com/

(文芸部顧問:佐藤功)


 

 

 

 

 


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